『期待役割』の見える化

※ 『期待役割』とは

 経営者は自らの理念の実現のため企業を立ち上げ、将来の企業のありたい姿を経営ビジョン・経営目標として掲げて、企業経営をします。企業経営にあたり、自らの経営理念・経営ビジョン・経営目標の達成に向け、自らでは足りない知識・技術・労働力を補完するために、経営者は従業員を雇います。

 すなわち、経営者は従業員に対して具体的な役割を期待しています。従業員は経営者が自分に何を期待しているかを理解した上で、期待されていることの達成のために会社業務に従事することで貢献し、その対価として報酬を得ることになります。

 この経営者が従業員に対して期待すること、『期待役割』は、経営者が従業員に業務をさせ、従業員が業務を引き受けて実行するベースになります。企業の組織力・チームワークの源泉と言えます。

この『期待役割』に対する理解が経営者と従業員でずれている場合、経営者・従業員双方での不満の原因となり、組織力が落ち、チームワークが発揮できない可能性があります。

 そもそも、経営者はなぜ従業員を雇うのか、従業員はなぜ自分が雇われているのか。それを見える化して経営者と従業員の行動基準の理解を合わせることが、企業経営にとっては大変重要なポイントであると言えます。

 オフィス・ディーブスでは、その為のキーワードが『期待役割』である、と考えます。